初めての抱っこ

初めての抱っこ

カンガルーケアとは、もともと集中治療室にいて、あまり母親と触れ合えない赤ちゃんのために使われていたケアです。保育器の赤ちゃんを母親の服の中に入れて抱っこすることで、保育器から出して赤ちゃんの体温が保たれて、呼吸が規則正しくなったところから始まりました。ところが最近になって、このカンガルーケアは親子の絆を深めるケアとして再認識されてきています。スキンシップすることで愛情がさらに湧いてくる、母乳保育が進む、赤ちゃんの呼吸が安定するなどさまざまな効果がみられることから、分娩直後から取り入れている病院も少なくありません。病院にもよりますが、親が希望し、医師が許可を出せば、カンガルーケアの実行は可能です。

カンガルーケアって何?

赤ちゃんとママの肌が直接触れ合うよう、ママの胸の間に赤ちゃんを包み込むような抱っこスタイルで親子の絆を深めるケア。その姿がカンガルーを連想させることから、カンガルーケアといわれています。

カンガルーケアの効果

赤ちゃんへの効果は、呼吸が規則的になって安定する、眠りが深くなる、起きているときは穏やかであるなど。ママも赤ちゃんの体温をじかに感じることで、さらに愛情が湧いてきて、母乳保育が進むともいわれています。
出産に向けて、妊娠初期から食事に気をつけて、準備をしていきましょう。

高年出産のママへ

統計的にトラブルが発生しやすい

高年出産の中でも特に注意が必要なのが、35歳以上の初めての出産である高年出産です。
34歳以下の出産と区別されるのは、「統計的に妊娠・出産にトラブルが発生しやすいので、ママ自身も医療側も注意しましょう」という意味であり、年齢に伴うリスクが35歳を超えたからといって急激に高くなるわけではありません。
女性に限らず、年齢が高くなると、高血圧や心臓病、糖尿病などの生活習慣病などの発症率が高くなってきます。そこに妊娠というストレスが加わると、それまではなかった生活習慣病の症状がはっきり現れることがあります。こうした理由から妊娠中や分娩時に、何らかのトラブルが起きる可能性が高くなるのです。
高年初産に伴うトラブルで起こりやすいのが、妊娠高血圧症候群です。重症になると、分娩中、母子ともに生命にかかわるケースもあるので、定期健診をきちんと受け、異常の予防と早期発見に努めましょう。また塩分を控えた食生活を心がけ、体重管理にも気をくばってください。
仕事を持っている場合は、帰宅したら十分な休息と睡眠を取り、仕事のストレスをためこまないようにしましょう。上手に気分転換をはかることが大切です。
産後の体の回復も、若いときよりは多少時間がかかるようです。個人差はありますが、疲れやすくなっているので、自分の体力を過信して無理や油断をせず、十分に体を休めましょう。母乳の出は、年齢による差はありません。出産直後から積極的に与えましょう。

うっ血と血流の関係

うっ血と血流の関係

かたい便を無理に出そうとしていきんだときに、出血することがあります。
これは、肛門周囲の静脈がうっ血したり、粘膜が傷つくことで起こるのですが、妊娠中は大きくなった子宮が骨盤内を圧迫するため、血液循環が通常よりも悪くなりやすいのです。
とくに骨盤の真下にある肛門のまわりはうっ血しやすく、ちょっとしたことで痔になってしまいます。
便秘にならないような生活を心がけることが一番です。
そして、排便時は、早く済まそうといきみすぎないこと。排便後はシャワートイレなどで肛門周囲を清潔に保つことです。入浴中、血行を促すために肛門周囲をマッサージするのもよいでしょう。
妊娠中に手術することはまれです。ひどく悪化しなければ、産後自然に治りますが、症状がひどいときには主治医に相談し、薬を処方してもらいましょう。
便秘になると腸内に老廃物がたまり腐敗していき、口臭や体臭がくさくなります。
便秘になると腸内に便がとどまる時間が長くなり、その間にどんどん水分が吸収されていき便がカチカチになってしまいます。すると硬くなった便を押し出そうとする行為が肛門に圧力をかけ、痔になりやすくなります。
また、妊娠中は大きくなった子宮が腸を圧迫し、直腸の血流が悪くなりやすいので痔も悪化しやすく、妊婦の半数以上が痔を経験したことがあるというデータもあるそうです。
腸で吸収されますが、腸に留まる時間が長いほど栄養の吸収率は上がります。
つまり便秘でない時には食べた物の70%程しか吸収していなかった栄養ですが、便秘で腸内に食べた物が留まる時間が長くなるほど栄養を吸収するので、便秘が長く習慣づいてしまうと1日の摂取カロリーを計算したつもりで食事をしてもカロリーオーバーをしてしまい肥満につながる場合があります。

妊娠中期7カ月(24~27週)のママへ

積極的に話しかけを。パパにもおなかを触ってもらいましょう

これまでの胎動は、おなかの中で少し動いているのがわかる程度だったでしょう。妊娠中期7カ月目頃なると、赤ちゃんがおなかの中でぐるりと回転しているのがわかったり、足でおなかを蹴飛ばしたときなどは、モコッと足を突き出したような感じがしたり、胎動が強くなっているのを実感します。
パパにおなかを触ってもらって、おなかの赤ちゃんを感じてまらうといいでしょう。胎動を内側で感じるママに比べ、パパは感じにくいかもしれません。おなかの赤ちゃんを実感して父性をはぐくむことは、赤ちゃんの触覚を刺激することになり、赤ちゃん自身の発育も促すことにもなります。パパがママのおなかを触ることはママのリラックスにもつながり、ハッピーな情報は赤ちゃんにも伝わります。ママとパパが一緒に働きかけると、おなかの赤ちゃんへのいい胎教につながるのです。
このころになると赤ちゃんの聴覚も発達してきます。おなかの赤ちゃんに積極的に話しかけましょう。少し大きめの声でゆっくりと、感情込めて話しかけてあげることです。

妊娠と病気が重なったとき

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫は子宮の両側に1つずつある卵巣に、水や粘液などがたまり、こぶのように腫れてしまう病気で、そのほとんどが良性です。
妊娠初期に、超音波検査で卵巣に水がたまって少し大きくなっているのが見えることがありますが、これは妊娠後のホルモンの刺激によって卵巣が腫れる「ルテイン嚢胞」と呼ばれるもので、妊娠12週以降はしだいに小さくなっていきます。ですから、妊娠初期に卵巣が腫れて大きくなっても、すぐには手術をしないで、様子を見ることが多いようです。
しかし、このルテイン嚢胞のように自然にしぼんでしまうことのない卵巣嚢腫で、直径5~6cm以上のものは手術を行うことが多くなっています。そのままにしておくと、激しい痛みを伴う茎捻転(嚢腫の付け根がねじれること)を起こす可能性があるからです。また卵巣の腫れによって、分娩時に産道を圧迫する恐れが考えられるときも手術が行われます。
手術は胎盤が完成する妊娠15~17週くらいに行われますが、手術による流産や早産の危険はありませんし、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼす心配もありません。手術後は定期的に健診を受け、異常がなければ経腟分娩も可能です。
卵巣筋腫は激しい痛みを伴う茎捻転を起こす可能性があるので、5~6cm以上になったら手術が行われます。

分娩と出産

分娩室

陣痛の波に合わせて赤ちゃんを押し出すように力を込めます。赤ちゃんは、頭が骨盤を抜けると、琲臨、発露を経て、頭で会陰をグイグイと押し上げながら産道の出口を広げます。会陰が頭が抜けるぐらいまで広がると、助産師の指示に従って分娩台のグリップから胸の上に手を移し、「ハッ、ハッ」という短い呼吸に切り替えます。すると間もなく頭の方から赤ちゃんが誕生。初産なら、この間1~2時間かかります。その後、5~20分の間に軽い陣痛が起こって胎盤が出てきます。

合図に合わせていきむ

分娩台にのって準備が整うと、助産師から「いきんでみましょう」という指示が出ることがあります。あお向けのときには、分娩台のグリップをしっかりと引き、足のせ台に足の裏をしっかりとつけた状態で、ひざは大きく開くこと。背中は分娩台にぴったりつけて、あごを引き、おへそを見るような姿勢で、産道や膣に意識を集中させます。赤ちゃんは、子宮の収縮といきみの力の相乗効果で産道を少しづつ下りてくるため、陣痛に合わせてじょうずにいきむことが大切です。フリースタイル出産でもいきむのは可能です。

琲臨・発露そして出産

頭が骨盤を抜けると、いきんだときに赤ちゃんの後頭部が見え隠れして琲臨と呼ばれる状態になります。そのうち、陣痛の合間にも赤ちゃんの頭が見えたままになる発露という状態に。会陰が伸びて、赤ちゃんの頭が抜けるくらいに広がると、助産師から「ハッハッ」の呼吸にしてと指示されるので、胸の上に手を置いて、短い呼吸に切り替えます。すると、間もなく、頭、肩、胸、足の順に赤ちゃんがするりと出てきます。
赤ちゃんの誕生後、再び軽い陣痛が起きて胎盤が子宮からはがれおちてくる後産があります。これでお産は、ほぼ終了です。
出産に向けて、妊娠初期から食事に気をつけて、準備をしていきましょう。

妊娠と病気が重なったとき

子宮筋腫

妊娠中に病気にかかってしまった場合や妊娠前から持病を抱えていた場合、妊娠生活や赤ちゃんにどんな影響があるのか気になりますね。どのように過ごせばいいのかチェックしておきましょう。
妊娠前から子宮筋腫があると、妊娠しにくかったり、初期に流産をすることがあります。
しかし、妊娠できたのであれば、妊娠への影響はあまり心配しなくていいでしょう。妊娠してから子宮筋腫が発見されたという場合も、特別な場合を除いて、妊娠中は筋腫の手術はしません。
どちらの場合も、子宮が大きくなってくると、筋腫も同時に大きくなっていきますが、それ自体が問題を引き起こす心配はあまりありません。筋腫が原因で赤ちゃんが育ちにくいとか、出血しやすいということもありませんが、筋腫の大きさや位置によっては、多少おなかの張りがあったり切迫流・早産になりやすいケースがみられるようです。
筋腫があっても、ほとんどの場合、赤ちゃんを産道から出産する経腟分娩が可能です。ただし陣痛促進薬を使ったり、位置によっては帝王切開になることもあります。産後は、筋腫のために子宮がうまく収縮できないことがあるので、子宮収縮薬などを使い対応します。

妊娠前から気をつけたいこと

妊娠中にこんなものは大丈夫?

(X線撮影)

問題ないけれど妊娠判明後はNG。妊娠中に大量にX線を浴びると、赤ちゃんに影響が出ることがありますが、妊娠判明前後に、歯科治療でX線撮影をしても線量はごく微量なので問題ありません。妊娠判明後はCT検査など線量の多い検査はしないほうがいいでしょう。

(ペット)

妊娠してから新たに子猫を飼うのはNG。トキソプラズマは猫や犬、鳥類などに寄生する原虫でとくに問題になるのは、生後2カ月以内の子猫の便からの感染。もともと飼っていた猫からの感染はまれで、犬や鳥のふんは大丈夫です。妊娠中は新たに子猫を飼わないようにしましょう。

(電磁波)

以前、パソコンのモニターから出る電磁波が妊娠経過や赤ちゃんに影響を及ぼすという報告がありましたが、その後の研究ではほとんど関連がないことが判明。携帯電話の電磁波も問題ないので、あまり神経質になる必要はないでしょう。

(車の運転)

自分で車を運転したり、振動の激しい車に乗っても赤ちゃんに影響することはありません。
ただし、妊娠中は、疲れやすい、眠くなる、注意力が散漫になるなどの症状が起こりやすいので、体調があまりよくないときは運転を控えましょう。

(旅行・スポーツ)

旅行は赤ちゃんの心拍が確認できてから、主治医の許可をもらって行くようにしましょう。
スケジュールには余裕を持って。スイミングやウオーキングなどは妊娠経過が順調であれば問題はありませんが、スキーなどの激しいスポーツはNGです。

(パーマ液・カラーリング剤)

パーマ液やヘアカラーの成分は、皮膚から吸収されてもごく微量なので、おなかの赤ちゃんへの悪影響はありません。美容院に行くのは気分転換にもなりますから、つわりなどで体調がすぐれないときを避ければ問題はないでしょう。

妊婦さんには葉酸がなぜ必要?

ウェルネス・アンバサダーの宮川です。

毎回、「おなかの中から子育て・食育」をコンセプトに
妊娠中のお悩みを解消するお役立ち情報を発信しています♬

本日のテーマは
妊婦さんには葉酸がなぜ必要?葉酸の効果と食事のポイント

葉酸は身体の細胞が作られるときに、なくてはならない栄養素の一つで、
赤血球の形成を助ける働きがあるため「造血のビタミン」とも呼ばれます。
また、水溶性のビタミンB群の一つで、ほうれん草の葉から発見された栄養素です。

次回も妊婦さんのお役立ち情報をお伝えします!!

妊娠初期の疑問・不安を解決!妊娠初期・超初期の症状から食事、注意点まで

ウェルネス・アンバサダーの宮川です。

毎回、「おなかの中から子育て・食育」をコンセプトに
妊娠中のお悩みを解消するお役立ち情報を発信しています♬

本日のテーマは
妊娠初期の疑問・不安を解決!妊娠初期・超初期の症状から食事、注意点まで

妊娠初期とはどの時期を指すのでしょうか?
昔からの言葉に「十月十日」という言葉があります。
最後に生理があった日から分娩までの期間を妊娠期間と言いますが、
これは10か月ほどであることが知られていました。
しかし、実際のところ妊娠期間は280日±15日であるとされています。

次回も妊婦さんのお役立ち情報をお伝えします!!